食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規事前商品 | 50 | 259 | 11 | 0 | 0 | 320 |
抜取商品 | 25 | 218 | 4 | 0 | 0 | 247 |
調査品他 | 5 | 24 | 0 | 0 | 0 | 29 |
合計 | 80 | 501 | 15 | 0 | 0 | 596 |
★抜取検査の結果、各検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱い事前検査にて、微生物検査で1品基準不適合となり取り扱い中止となりました。
残留農薬・食品添加物検査は問題ありませんでした。
主なお申し出状況(昨年度) | ||
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人体有症 | 9 | 件(19件) |
異物混入 | 83 | 件(90件) |
異味異臭 | 46 | 件(51件) |
他意見・質問など | 327 | 件(412件) |
合計 | 465 | 件(572件) |
●人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。
●商品お問い合わせ紹介●
≪赤たまごいろいろパック≫
たまごの白身が濁っているものがありますが、どうしてですか?
一般的に卵白が白く濁っている原因としてあげられるのは、卵内に含まれる二酸化炭素に起因して、白身全体が白っぽくなっていたことが考えられます。
産卵されたばかりの卵には、約55mgの二酸化炭素が含まれていて、白く濁っており時間の経過とともに、卵殻外部へ拡散され卵白は透明になります。
卵黄に盛り上がりがあり、卵白もしっかりしている場合の卵白の濁りは、逆に鮮度の良い指標となり品質的には問題ありません。
残留農薬検査では、生鮮農産物などから農薬を抽出する際、「アセトニトリル」という溶媒(*)を使用します。農薬検査では最も多く使用しますので、とっても大切な溶媒なのです。
その「アセトニトリル」が今、大変な事になっています...。
昨年末からの世界的な経済危機、自動車市場も冷え込みました。製造量は減少、
その結果、自動車部品も減産されます。
バンパーなどの原料となるアクリロニトリルの生産量も減少しました。
アクリロニトリルを製造するときの副生成物として得られる「アセトニトリル」の生産量も同時に減少する・・・ということで「アセトニトリル」が品薄になるという状況なのです。
現在、各検査機関では「アセトニトリル」の使用量を少なくする検査方法を模索、開発中です。もちろん、パルコープの検査室でも新しい検査法をテストし、検査がとどこおりなく継続できるよう対策を検討しています。
*溶媒とは、固体、液体あるいは気体を溶かす液体の呼称です