商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2009年8月度 玄米(こめ)

<2009年8月度検査状況 09年7月21日~09年8月20日>
  残留農薬 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 29 389 20 0 0 438
抜取商品 17 413 8 0 15 453
調査品他 55 52 0 0 0 107
合計 101 854 28 0 15 998

★検査の結果、各検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。

<2009年8月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 9件(15件)
異物混入 66件(57件)
異味異臭 50件(55件)
他意見・質問など 324件(468件)
合計 449件(595件)

★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

7月5回お届け「朝食・弁当用サーモン腹身200g(8切)」について

 7月5回お届けの「朝食・弁当用サーモン腹身200g(8切)」(賞味期限2010年5月27日分)について、異臭のお申し出を複数件いただきました。商品の現物を確認したところ、一部に臭いのきつい商品が混入していることが判明いたしました。現時点では原因が特定できておりませんが、商品の保管時に問題がなかったかなど、現在も調査をすすめているところです。 ご利用いただきました組合員の皆さまには、ご心配とご迷惑をお掛けしております。 申し訳ありません。

●商品お問い合わせ紹介/特徴●
<お申し出内容>
玄米(こめ) 5kg
時々、緑色のお米が混じっています。品質に問題はありませんか?

<調査内容>
 ご指摘の緑色のお米は青未熟粒と言います。青未熟粒(あおみじゅくりゅう)とは、果皮に葉緑素が残っていて緑色を した米粒をいい、一般的に成熟が不十分なもの程緑色が濃くなります。
 この中でも、米粒に透明感があって、成熟している米粒は活青米(いけあおまい)といい、多少見栄えが悪くなりますが、通常と同じく品質、炊き上がりに問題はありません。
 ちなみに、お米を刈り取る際には青(緑)が多少残った状態が刈り取り適期で、品質食味のよいお米が取れるといわれています。
 逆に青い(緑)お米が全くないものでありますと、刈取り適期を過ぎたお米になります。


★たまご―「移り香」に注意★
 卵は栄養も値段も優等生です。さくら卵、白たまご、赤穂のたまご、赤たまご…
 商品検査室では、特にいたみやすい夏季を重点に、鮮度に異常がないか、生協のお店などから抜き取り検査して確認しています。生協の卵をご利用になっていますか?

 ところで、卵は1cm2あたり1kg以上の圧力に耐える堅い殻を持っていますが、殻には無数の微小な穴が開いています。そう、卵は生きており呼吸しています。 空気が中へはいると同時に、香りの成分(揮発性の物質など)も卵の中へ入ります。そのため、空気の流れが少ない袋などの中で、卵と香りの強いものがあると、その香りが卵に移ってしまいます。
 バナナやりんごのようなほのかな香りなら、まだいいですが、薬品臭が移るとおいしくありません。買い物したあとには、石鹸、洗剤、芳香剤、接着剤など、香りの強いものと一緒に置かないようお願いします。

放射性物質による問題への取組みはこちら

バックナンバーを見る