商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2011年10月度

残留放射能事前検査結果をパルコープホームページにてお知らせ開始しました

 12月1回企画の商品より、事前検査結果をホームページに掲示を始めました。
 生協で行なっている検査の目的は「政府検査の再確認」のため自主検査を実施し、組合員さんにより安心していただく事を基本にしています。
 検査対象商品は、政府検査の対象となっている産地の農産品を中心とし、状況によって検査対象を追加していきます。
 注文時の判断の一助として、ご覧ください。

放射性物質による問題への取り組みはこちら

ぱるタイムでは「検査室だより」のコーナーで、検査結果の概要をお知らせします。
ホームページをご覧になれない方は、組合員サービスセンター又は配送担当者におたずねください。
【フリーダイアル】0120-409-555 【FAX】 0120-409-880

  1. 企画回毎に、注文番号・産地・品名を載せています。
  2. 検査結果は「検出せず(*1)」「規制値以内(*2)」で表しています。
    (*1)検出限界値は20ベクレル/㎏です
    (*2)食品衛生法暫定規制値
    ・数値データについては、抜き取り検査であることや行政機関での検査ではないため公表を差し控えます。
    ・規制値以上の商品は供給をストップします。
  3. 商品案内に複数県産地で表示している商品や、天候不順などにより産地変更してお届けする場合、商品が確定し入荷しだい検査を行います。そのため、検査結果の掲示はおおむね商品お届け時になりますが、検査対象産地の場合は検査を実施することとします。

<2011年10月度検査状況 11年9月21日~11年10月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 38 7 432 39 7 0 523
抜取商品 23 76 297 8 6 65 475
調査品他 3 2 37 0 1 4 47
合計 64 85 766 47 14 69 1045

見学件数:1件8名

★10月度は1,045件の検査(昨年1,004件)と商品の相談受付は385件(昨年455件)でした。
★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★微生物検査・保存料検査・新規取扱事前検査で各1品ずつ再検査を要するものがあり、再検査で問題のないことを確認しました。
★ハート栽培農産品で不適合が1品あり、産地調査の結果、農薬の散布が誤った方法でされていることが判明し、適正な散布徹底を産地に要請しました。
★残留放射線検査で85品行い、すべて規制値以内でした。
★腹痛下痢、スキントラブルなどでの、同一商品の複数発生はありませんでした。


<2011年10月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 2件(1件)
異物混入 37件(64件)
異味異臭 32件(32件)
他意見・質問など 314件(358件)
合計 385件(455件)

 

~冬はノロウイルス食中毒にご用心~

 冬場はノロウイルスなどのウイルス性食中毒の発生が増加します。ノロウイルスによる感染症は通常10月に発生し始め、11~12月にピークに達し、3月頃まで流行します。
10~100個の少量の汚染でも食中毒を発症するので、まずは“ウイルスをつけない”ことが予防の基本です。

〈ノロウイルスの特徴〉

主 症 状: 急な嘔吐、下痢、腹痛、発熱(38℃以下が多い)
乳幼児は嘔吐症状、成人は下痢症状が多い
潜伏期間 感染後、約半日~3日で嘔吐、下痢の症状が現れる
発症期間 通常は3~4日程度で自然治癒(後遺症なし)
治療 抗生物質は効果なし。有効なワクチンもないので、
脱水症状や体力の消耗に注意する。

〈ノロウイルスの予防方法〉

 ノロウイルスの感染経路は、ほとんどの場合、経口(口から体内に入ること)感染です。
 日頃から、調理時や食事前やトイレの後などは、石けんでしっかり手を洗いましょう。
 食品を加熱する場合は、中心温度85℃以上で1分間以上の加熱をし、中心までよく火を通してください。

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