商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2011年11月度 大豆ドライパック

<2011年11月度検査状況 11年10月21日~11年11月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 30 71 479 49 19 0 648
抜取商品 16 42 296 5 1 18 378
調査品他 2 0 39 0 0 0 41
合計 48 113 814 54 20 18 1067

見学件数:3件32名

★11月度は1,067件の検査(昨年927件)と商品の相談受付は382件(昨年500件)でした。
★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱事前検査で再検査を要するものが6品あり、製造者へ改善・再検査実施要請しました。
★抜取り検査で1品について微量の保存料が検出されました。製造工程管理の徹底改善を要請しました。
★残留放射線検査で113品行い、すべて規制値以内でした。
★腹痛下痢、スキントラブルなどでの、同一商品の複数発生はありませんでした。

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>
大豆ドライパック
開封したら大豆の表面に白い点々があります。カビではないですか?

<検査室からのお答え>
 白い付着物は、食物繊維の一種であるアラビノガラクタン(多糖類)が大豆から溶出して結晶化したものでした。
大豆の個体差によって多糖類の含有量は異なるため、製品によって発生状況が異なります。缶の裏面に表示(下の写真)もしていますが、商品特徴としてご理解いただければと思っております。
 調味液で煮炊きするなど、加熱すると流れ出して消えてしまいます。また、アラビノガラクタンは食物繊維ですので、食されたとしても体に影響はございません。ご安心ください。


<2011年11月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 4件(4件)
異物混入 48件(59件)
異味異臭 24件(35件)
他意見・質問など 306件(402件)
合計 382件(500件)

 

放射性物質による問題への取組みはこちら

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