商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2012年1月度

<2012年1月度検査状況 11年12月21日~12年1月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 9 11 317 28 4 0 369
抜取商品 53 91 313 6 0 46 509
調査品他 0 1 150 1 1 2 155
合計 62 103 780 35 5 48 1033

見学件数:5件59名

★1月度は1,033件の検査(昨年777件)と商品の相談受付は372件(昨年430件)でした。
★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱事前検査で再検査を要するものが4品あり、製造者へ改善・再検査実施を要請しました。
★事前検査で、1品、事前報告にない農薬が検出されました。産地調査要請しました。
★残留放射線検査で103品行い、すべて検出せず(検出限界は各20ベクレル/㎏)でした。
★腹痛下痢、スキントラブルなどでの、同一商品の複数発生はありませんでした。


<2012年1月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 6件(4件)
異物混入 53件(43件)
異味異臭 31件(30件)
他意見・質問など 282件(353件)
合計 372件(430件)

お気をつけ下さい!家庭用電気製品の事故

 家庭用電気製品をよく使う冬には、多数の事故がおこりがちです。ご使用には十分お気をつけください。

(独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページより事例抜すい)(独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページより事例抜すい)

  1. 掃除機の電源プラグをコンセントに差し込んだら、火花が散って黒煙が上がった。
    (原因)電源プラグを持たずにコードを引っ張ってコンセントを抜いていたため、プラグ付近で芯線が断線しており、ショートした。
  2. 電子レンジで食品を温めたところ、火花が散って庫内が焦げた。
    (原因)庫内の食べ物などの汚れが過熱されて炭化し、火花が出た。

◎パルコープでも2004~2005年販売商品の「電球」でお申し出がありました。

〈お申し出内容〉
スイッチを入れるとパチパチ点滅したかと思うと煙が出てきた。

〈調査内容・原因〉
ガラス球の内部に空気が流入し、その結果、フィラメントが過剰発光して温度が急激に上昇し、発煙した可能性があります。
空気が流入したと考えられる原因は以下の2点。

  1. 流通中などでの衝撃から、ガラス球に微細な亀裂が発生したこと。
  2. フィラメントに電気を供給するワイヤー(金属線)とガラス部分との熱膨張率の違いから、点灯・消灯での温度変化によって、少しずつ口金とガラスが剥がれてゆき、最終的に隙間が発生したこと。

  
(*キャリオーバー:使用する原料の製造・加工時に使用されており、食品製造時には使用されず最終製品にはその効果が発揮されない量しか含まれていないもの)

放射性物質による問題への取組みはこちら

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