食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
15 | 27 | 332 | 22 | 0 | 0 | 396 |
既存 取扱商品他 |
57 | 83 | 630 | 16 | 0 | 174 | 960 |
合計 | 72 | 110 | 962 | 38 | 0 | 174 | 1356 (昨年度1253件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 35件(4件) |
異物混入 | 65件(62件) |
異味異臭 | 20件(24件) |
他意見・質問など | 400件(290件) |
合計 | 520件 (487件) |
〜発酵食品と微生物〜
私たちの身の回りにはたくさんの発酵食品があります。
代表的なものでは、ヨーグルトやチーズ、日本特有の発酵食品としてよく知られているものには、納豆、醤油、みそ、酒、お酢、漬物、塩辛などがあります。
最近、ヨーグルトなどでは乳酸菌の種類にこだわたった商品も数多く販売されています。
発酵というのは、さまざまな微生物の働きを借りて、食材の味わいや香りを変化させることです。発酵食品を造るのに用いられる微生物には、乳酸菌、納豆菌、麹菌、酢酸菌などがあります。
発酵食品はこれらの微生物が糖質をアルコールと乳酸にしたり、エチルアルコールを酢酸に変化させたりします。
パンもこの微生物の働きによって作られています。原料の小麦粉などに水と塩を加え、さらに酵母菌を加えて生地を作ります。この生地を適温で寝かすことによって、パン生地はふっくらと膨らみます。これは酵母菌が小麦粉に含まれる成分を酵素で少量のアルコールと炭酸ガスに分解するためです。ちなみに膨らみの原因は炭酸ガスです。
発酵になくてはならない乳酸菌や酵母菌ですが、食材によっては発酵ではなく、腐敗や品質劣化の原因となることもあります。つまり、微生物にとっては、同じ働きでも、「発酵」は人間にとって有用な働きの現象のこと、腐敗とは人が食べられない状態に食品が分解される現象となります。
ただし発酵食品であっても腐敗しないわけではありません。温度管理や取扱いが悪いと発酵食品でも腐敗につながってしまうので、適正な状態で保存することが大切です。