食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
21 | 8 | 377 | 19 | 0 | 0 | 425 |
既存 取扱商品他 |
47 | 76 | 457 | 24 | 0 | 154 | 758 |
合計 | 68 | 84 | 834 | 43 | 0 | 154 | 1183 (昨年度1161件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 5件(2件) |
異物混入 | 66件(48件) |
異味異臭 | 23件(15件) |
他意見・質問など | 209件(290件) |
合計 | 303件 (355件) |
~アサリに毒?~
きのこやふぐには毒が含まれているものがある事はよく知られていますが、アサリなどの二枚貝類にも、まれに、海域に特定のプランクトンが特異的に増殖すると、そのプランクトンを摂食して毒を体内に蓄積することがあります。貝毒の原因となるプランクトンは、春先から夏に多く発生します。
貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2種類があります。
麻痺性貝毒では舌、口唇のしびれや運動失調、下痢性貝毒では下痢・腹痛等といった 特有の症状が現れます。貝毒は調理などの加熱では消えません。
貝毒の毒量はマウスユニット(MU)という単位で表され、規制値が設定されています。 各行政では、定期的に貝毒の原因となる有害プランクトンの発生状況を調査し、 必要に応じてアサリなどの二枚貝のもつ毒量も検査、監視しています。麻痺性貝毒では、体重20gのマウスを15分で死亡毒量を1MUとしています。下痢性貝毒では, 体重20グラムのマウスが24時間分で死亡する毒量となっています。
貝のむき身重量1g当たり、麻痺性貝毒では4マウスユニット、下痢性貝毒では0.05マウスユニットを超えた場合、当該海域の生産者は、直ちに出荷自主規制を行い、毒化した貝類が市場に出回らないようになっています。
大阪府では、潮干狩りシーズン中に、アサリを採取し、安全確認が行われています。大阪湾のアサリで規制値を超える貝毒が確認された場合は、府民にアサリなどの二枚貝を潮干狩りなどで採取して食べないよう新聞やホームページなどを通じて情報提供され、安全性が確認されるまでの間、定期的に貝毒検査が実施されます。潮干狩りに行く場合には、情報チェックして出かけましょう。