商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年7月度 たまご

写真【たまご】
割ってみたら白身部分が透明でなく白濁していた。1つだけかなと思い、次々割ってみたら全て白濁でした。古いたまごなのでしょうか?

検査室からのお答え

白身が白く濁って見えるのは産みたての鮮度のよい卵で、炭酸ガスを多く含んでいるからです。卵白内の炭酸ガスは殻の隙間(気孔:卵は呼吸しています)から外気に放出され、時間の経過とともに減少し、次第に卵白は透明になっていきます。卵白が白く濁り盛り上がって見えるのは、新鮮な証拠といわれています。また、白身の一部にモワモワと固まったような白い部分がある場合は「カラザ」です。カラザは黄身を支え、黄身を白身に包まれた卵の中心部に位置させる役目をしています。黄身を殻(外気)から最も遠くに位置させ、殺菌作用を持つ白身を守るためで、このカラザがはっきり見えるのも産みたての新鮮な卵だからです。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1392件(前年同月1444件)
検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 994 5 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 62 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 247 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 88 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
外注検査に出したもの 1 なし 問題ありませんでした。

2015年7月度検査状況 15年6月21日~15年7月20日

【商品の相談受付状況】300件(前年同月401件)

人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。


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