食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
開封時には普通でしたが、冷蔵庫でマヨネーズを保管していたら分離した
マヨネーズは、サラダ油・卵黄・醸造酢・調味料・香辛料などを混合攪拌し、乳化機を通し、サラダ油の油滴を卵黄でつつみ乳化させた商品です。
マヨネーズを0℃以下の低温下で保存すると、マヨネーズ内の油分が凍り“針状の結晶”を作りやすくなります。
乳化している膜面をこの結晶が突き破ってしまうため、常温に戻した時に油分が分離します。
また、マヨネーズは、加熱・高温帯も嫌います。
マヨネーズの乳化は卵黄が乳化剤として働いているので、加熱によって卵黄が凝固し、その乳化力を失うことになって分離が発生します。
高温帯に保管された場合も同様で、その際はサラダ油が酸化され油脂の劣化が進むのが特徴です。
今回は容器内で完全に分離した状態で、低温下(0℃以下)に保管した場合に発生する乳化破壊に非常に酷似していたことから、冷蔵庫内で吹き出し口の冷風がマヨネーズに直接あたったことが原因と考えられました。
開栓後の冷蔵庫保存は庫内環境や置き場所により0℃以下になる場合があるので、平均温度が下がりすぎない「野菜室」での保存がおすすめです。また、一度分離したマヨネーズは攪拌しても元の状態には戻らず、風味や食味が悪くなりますのでご使用はおやめください。
〈9月度検査状況(16.8.21~16.9.20〉
検査の種類 | 検査件数 | 注意品 | 内容と結果 |
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微生物検査 | 1188 | 12 | 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、 商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。 |
残留農薬検査 | 34 | なし | 問題ありませんでした。 |
理化学検査 | 238 | なし | 問題ありませんでした。 |
残留放射能検査 | 87 | なし | 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした (検出限界値は各20ベクレル/㎏)。 |
外注検査に出したもの | 8 | なし | 問題ありませんでした。 |
その他 ※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など |
128 | なし | 問題ありませんでした。 |