商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2017年7月度 冷凍食品の表示について

お申し出

冷凍食品で、明らかに加熱してある商品でも、
「凍結前加熱の有無」に「加熱してありません」と表示されている。なぜ?

検査室からの回答

一般的に冷凍された食品の種類には、①水産冷凍食品②農産冷凍食品③調理冷凍食品④冷凍食肉製品などの区分があります。さらに③の調理冷凍食品については、冷凍食品全般の規格基準に加え、独立した規格基準と表示基準が定められています。食品衛生法において「凍結前の加熱の有無」「加熱調理の必要性」の表示が義務付けられており、加熱していても"冷凍する直前に加熱していないもの"については「加熱してありません」と表示しなければなりません。たとえば、加熱後にタレやトッピングを加えた場合や、何らかの工程(冷ます、小分けするなど)がある場合、加熱直後に凍結したことにならないので「加熱してありません」という表示になります。
※「加熱してありません」という表示は、文字通り"全く加熱処理をしていないもの"に加え、"加熱処理をしていても、商品を凍結する直前には加熱していないもの"も指していますので、必ずしも製造の過程の中で一切加熱していないという意味ではありません。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1639件(前年同月1662件)

〈7月度検査状況(17.6.21~17.7.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1063 14 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 72 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 301 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 89 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 24 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

3 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

87 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】275件(前年同月302件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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