商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2018年9月度 秋鮭

お申し出

秋鮭の身が白っぽくて脂が少なくパサついていた

検査室からの回答

 秋鮭は別名“白鮭”とも呼ばれ、他の鮭と比べ身色が薄く、また脂質が少なく味が淡白なことが特徴です。
 鮭は赤身魚と思われがちですが、紅鮭を含む鮭類は白身魚の分類になります。赤い身色の鮭は、食べている餌となるプランクトンや甲殻類に含まれているアスタキサンチンと言う色素によるものです。秋鮭の身色が白っぽく淡い色なのは、産卵の際、卵や白子をつくるために体の脂肪分が使われることが原因です。
 養殖の銀鮭やトラウトサーモンに比べると脂質が少ない秋鮭ですが、あっさりした味わいの特徴を生かして、ホイルで包んで焼いたり、バターを加えてのムニエルやフライなどがおすすめです。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1787件(前年同月1952件)

〈9月度検査状況(18.8.21~18.9.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1167 9 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 66 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 299 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
68 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 41 なし 問題ありませんでした。

外注検査に出したもの

4 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

142 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】232件(前年同月322件)

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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