商品検査室だより

2022年10月度 商品検査室の取り組み ~その4~ 加工食品の食品添加物検査

商品検査室では、組合員さんに安心して商品をご利用いただけるよう、安全・安心と品質向上に取り組んでいます。

 パルコープでは、加工食品において使用量が多いとされる保存料(ソルビン酸・安息香酸)と発色剤(亜硝酸塩)について検査を行なっています。保存料と発色剤は、使用してよい食品と使用してよい量(基準値)が決まっています。

  • 保存料

    腐敗や変質の原因となる微生物の繁殖を抑え、
    食品を長持ちさせる

     たとえば、「ソルビン酸」では、「かまぼこ」なら1㎏あたり2.0g以下と食品衛生法で定められています

  • 発色剤

    食品の色を鮮やかな赤色にさせる

     たとえば、「ウインナー」なら1㎏あたり0.07g以下と食品衛生法で定められています

 主に新規商品と迎春商材については、包材の一括表示を見て原材料名に保存料(ソルビン酸・安息香酸)、発色剤の表記があるものは基準値以内であること、表記が無いものについては使用されていないことを確認しています。

2021年度検査レポートより 商品群別検査数〈保存料〉

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1,219件(計画比101.0%)

〈10月度検査状況(22.9.21~22.10.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 779 2 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 59 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 273 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
32 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 18 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

58 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】103件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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