商品検査室だより

2023年9月度 飲料缶の変形

缶ビールの容器に穴が開いて、中身が減っている!?
ダンボール箱は変形していないのに…

 飲料に使用しているアルミ缶の厚さは、薄い部分で約0.1mm(コピー用紙1枚分くらい)となっています。
 そのため、硬いものや角ばったものに当たったり、押し付けられたりすると、缶に小さな穴が開いたり、亀裂ができたり、凹みが生じたりすることがあります。
 また、ダンボール箱に入った状態で衝撃を受けると、箱が変形していなくても中の容器が変形することがあります。

飲料缶はやさしい取り扱いが重要です

・外箱や缶を落としたり、衝撃が加わることがないように取り扱いましょう。
・とがったものや硬いものが、缶に当たらないように保管しましょう。
・持ち運ぶ時もていねいに扱いましょう。

箱入りのペットボトルの取り扱いもていねいに

 ペットボトルを箱買いした場合、2Lのペットボトルなどは重いため、箱をさかさまに落とすとボトルの重みで注ぎ口部分がめり込んだ状態になります。
 また、落下の衝撃が加わった時に瞬間的に胴体が膨らむので、ミシン目のあるラベルはミシン目が切れて、はがれることがあります。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1562件(計画比119.1%)

〈9月度検査状況(23.8.21~23.9.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1143 なし 問題ありませんでした。
残留農薬検査 63 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 212 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
31 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 16 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

97 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】85件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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