商品検査室だより

2023年10月度 賞味期限と消費期限

賞味期限と消費期限の違いについて知っていますか?

①賞味期限

 おいしく食べることができる期限です。
 未開封で保存状態が良い場合は、この期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。

②消費期限

 安全面から、期限を過ぎたら食べない方がよい期限です。

賞味期限・消費期限ともに、開封すると無効になります

 加工食品には、原則「賞味期限」または「消費期限」のどちらかが表示されています。
 期限表示(賞味期限・消費期限)は開封前の期限が表示されていますので、一度開封してしまうと食品の状態は徐々に変化するため、表示されている期限に関わらず、早めに食べるようにしましょう。
(開封後の商品の日持ちについては、消費者自らが判断する必要がありますので注意してください)

表示の対象食品

①賞味期限

 3カ月を超えるものは「年月」で表示し、3カ月以内のものは「年月日」で表示されます。

 ◆対象◆ スナック菓子・カップめん・缶詰など

②消費期限

 「年月日」で表示されます。

 ◆対象◆ 弁当・サンドイッチ・生めんなど

※品質低下が極めて少ない加工食品は期限表示を省略でき、記載していないものもあります(砂糖・塩・アイスクリームなど)

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1279件(計画比110.6%)

〈10月度検査状況(23.9.21~23.10.20)〉

検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 861 2 注意品は品質上の問題はありませんでしたが、製造メーカーへ原因調査・対策化を要請のうえ再検査を実施し、商品回収・人体危害にかかわる不適合がないことを確認しました。
残留農薬検査 68 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 263 なし 問題ありませんでした。
残留放射能
(放射性物質)検査
30 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。
輸入食肉検査 16 なし 問題ありませんでした。

その他

※店舗・福祉施設の設備の衛生検査など

41 なし 問題ありませんでした。

【商品の相談受付状況】93件

  • 人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

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