組合員活動紹介

2015年01月26日

平和の学習会~舞鶴引揚記念館~

2014年11月12日
宗谷地域活動委員会(枚方市) 参加20名

「平和について学習し、平和の大切さを伝えていきたい」と向かった先は『舞鶴引揚記念館』。
〝戦争の語り部〟北川さん(枚方平和グループ)に戦争当時のお話をお伺いし事前学習も行いました。


枚方組合会館にて。北川さん(写真右から2番目)の生々しい当時の話に思わず聞き入ります。

舞鶴港では主として旧ソ連邦・中国などの大陸からの引揚者を迎え入れ、第二次世界大戦の終結後13年間に渡り、66万4531人の引揚者と1万6269柱の遺骨を受け入れました。


舞鶴旧鎮守府倉庫施設であった"舞鶴赤レンガ倉庫群"も車窓から見学

記念館には当時の引き揚げの様子や集団生活の様子、抑留生活について展示されています。
わずかな食事やボロボロの衣服...その暮らしぶりは目を疑うものばかり。
また、息子が帰って来ることを信じ、引き揚げがあるたびに遠い東京から何回も港に通い続け歌謡曲にも歌われた〝岸壁の母(端野いせさん)〟の生涯をつづったパネルもあり、参加者は展示物一つひとつを食い入るように見られていました。

館内では語りの会の方から説明が。
当時の食べ物や、白樺の木の皮に木炭で書かれた日記などの現物がたくさん展示されています。

その後、〝引揚記念公園〟を訪れ、復元された引揚桟橋を見学。
雄大な景色と桟橋を眺め、「先人の犠牲の上に平和があり、今の生活を大事にし感謝します」「風化しつつある戦争をやっぱり忘れてはいけないね」と平和への願いを口々にされていました。


当時、引き揚げ船が着いた場所に、桟橋が復元されています。

※引揚記念館はリニューアルのため、現在は「舞鶴赤れんがパーク」にて営業中。

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