組合員活動紹介

2015年03月23日

2014年度 第5回 推進学習会
「原発再稼働への動きはあるけれど…」

2015年2月4日
京橋本部 参加116名(組合員活動委員)

原発事故から約4年。最近では福島に関する情報をメディアでも取り上げる事が少なくなり、原発について考える機会が減ってきています。
今一度、私たちの国のエネルギー政策の中で原発に依存することの是非を自分の事として考える学習の場にしたいと、立命館大学国際関係学部教授の大島堅一先生を講師にお招きし、学習会を行いました。

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講師の大島堅一先生

新潟県には7基、福島県には10基、福井県には14基…。原発のある場所が、安全性を無視した集中立地になっている日本の現状の説明から学習会はスタート。
原発を再稼働させないと経済がダメになるのかどうか、電気料金があがるのかどうか、温室効果ガスが増えるのかどうかなど、様々なデータを用い原発再稼働について分かりやすくお話いただきました。

「原発のコストは安いと言われていますが、それは燃料だけの話で、事故対応費用や使用済み燃料の処理費用などの社会的費用を入れれば高コストになります。原発を動かさなくても経済はダメにはならない」と大島先生。

最後に、「福井県の高浜原発では、3号機4号機を再稼働させる動きがあります。高浜原発のある若狭湾までの距離が遠いと思っていませんか?大阪市役所までは92㎞、おおさかパルコープ京橋本部までは91・2㎞と意外に近いんですよ。人事ではありません。福井県も高浜町も再稼働に関する公聴会や説明会を開かないとされていますが、それはしっかり開くべきです」と締めくくられました。

参加された組合員さんからは、「高浜原発と琵琶湖は近いという認識はありましたが、福井県庁より近い距離に大阪府下の市役所がいくつも含まれているのには驚きでした」「原発事故を起こせば税金で処理、原発のあるところには交付金を出す…これも税金。将来の世代に今のしわ寄せが来ないようにしたい」などの感想があがりました。

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