2015年8月3日　枚方合同地域活動委員会（枚方市）　ラポールひらかた　
参加160名（うち子ども12名）

今年も平和を願うイベント「ピースinライブ」が開催されました。フリージャーナリストの西谷文和さん（イラクの子どもを救済する会代表）と、落語家の笑福亭鶴笑＊かくしょう＊さん（チームお笑い国際便メンバー）を講師に迎え、講演いただきました。
　西谷さんからは銃声の鳴り響くシリアの紛争地へ出向いた際の現状について映像を交えながらのお話がありました。家を失った避難民キャンプでは一つのテントに17人もの人がひしめきあいながら、水などの援助も受けられず生活している。病院では生まれたばかりの新生児が1台の保育器に3人も入れられているなど、悲惨で厳しい現状を知りました。なぜ戦争が起きてしまうのかを考えさせられました。
　鶴笑さんの人形を使った「パペット落語」や、はさみを器用に操って作る「切り絵」「南京玉すだれ」などの動きのある落語では、子どもたちも身を乗りだし手をたたいて、会場は笑いに包まれました。紛争地の子どもたちに笑いを届けるために西谷さんと共に活動されてきた体験を通じて、平和の大切さをさらに感じたそうです。
　参加者は、平和の大切さを考えるよい機会になりました。

　昨年の募金は、小学校にノートとペンを、避難民キャンプに子ども用サンダルを贈る一部にあてられたとお礼がありました。今年も「イラクの子どもを救う会」へ募金86,200円をお渡ししました。

西谷文和さん

パペット落語を熱演する笑福亭鶴笑さん

「NPT再検討会議」に参加された原田待子さんから現地報告もありました