組合員活動紹介

2016年07月25日

戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶ ~滋賀県平和祈念館見学~

2016年4月28日 すぎ地域活動委員会(枚方市) 参加20名

滋賀県に平和祈念館があることを皆さんご存知ですか?
県民の戦争体験を語り継ぎ、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び平和を願う心を育てるための拠点となる施設として、東近江市の既存施設を活用して2012年に建設されました。
見学だけではなく学習をしてほしいという思いで、ボランティアガイドの佐々木観髙(かんこう)さんに、
当時の生活や、戦争に教員を志した若者が否応なく戦争に巻き込まれた様子をスライドを使って話していただきました。
佐々木さん自身もお父様を戦争で亡くされ、お寺を継ぐことになり周りの大人から『戦死者の遺骨を拾い供養しなさい』と、沖縄・フィリピンに行くことに...。
この体験が平和活動のきっかけになったと話されていました。
館内の展示は、戦争末期の昭和18年、戦況悪化で不足した戦場の指揮官や航空兵を補充するため、
滋賀師範学校(現在の滋賀大学教育学部)でもたくさんの卒業生が出征、生還の可能性がない特別攻撃隊に志願し、戦争に巻込まれた若者の収集された資料でした。
戦後70年以上が経過しているのに、今も零(ゼロ)戦が琵琶湖に沈んでいる...。
日本のいろいろな場所で戦争の爪痕がある事を改めて知り、戦争体験者それぞれの思いや願いを参加者一人ひとりが感じ、平和への思いが深まるきっかけとなりました。

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