組合員活動紹介

2017年02月27日

世界の飢餓と食糧問題を知る

2016年度 第7回 推進学習会

2017年1月31日 京橋事務所(本部) 参加111名(組合員活動委員)


以前の推進学習会で、世界では7億9500万人が餓え9人に1人が飢餓状態にあるというお話を聞きました。 今回の学習会は、その解決のため「飢餓のない世界」をめざし、「書き損じハガキ回収キャンペーン」を行なっている特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の石川圭さんに世界の飢餓と食糧問題についてお話しをうかがいました。

飢餓には自立支援が必要

先ず初めに飢饉と飢餓の違いの話を聞き、一時的に食料が不足するのが"飢饉(ききん)"で、"飢餓(きが)"は食料はあるけれど買えない状況であることに気づきました。
そのため、飢餓に対しては物資援助ではなく自立支援が必要であること、そのためには教育と生産技術の継承が大切とわかりました。
「ハンガー・フリー・ワールド」が支援を行なっている、4つの国のうち西アフリカのブルキナファソの飢餓実態を報告いただきました。
「5歳未満の子どもの死亡率が高く、家計支出に占める食費の割合も約45%と高くなっています。
農作物の不作や食料価格の高騰が起こると、食事の質を落とし、栄養状態の悪化につながり、支出を抑えるため病院に行かなくなり健康状態が悪化し死亡につながる。 食糧は足りているにもかかわらず買えないための飢餓となっているんです」と石川さん。

先進国のフードロスも影響する

その反面、世界では1年間に食用生産されている食料の3分の1が捨てられ、その量は2億2200万トンにも。日本でも2797万トンが捨てられ、そのうちまだ食べられる食べ物は632万トンあり、日本のお米の年間収穫量の752万トンに近づいているそうです。
このようなフードロス(食料を生産するために必要な土地、水、エネルギーなどの資源の無駄)は、経済的価値の損失で年間90兆円、CO2の不要な排出年間約33億トンにもおよんでいます。
私たちにできることは、地産地消を大切にし、工場や小売店、家庭での無駄を少しでも減らしていくこと、さらに、飢餓に苦しむ地域への経済的なサポートではないでしょうか?
今回の学習会では「ハガキ1枚で、学校給食の1食分になると聞いて驚きました」の感想が多く、ハガキ回収に協力することが飢餓に苦しむ地域の自立支援につながることを多くの参加者で実感できました。

ハンガー・フリー・ワールド「書き損じハガキ回収キャンペーン」にご協力を

ハンガー・フリー・ワールド(飢餓のない世界を創るため活動する国際協力団体NGO)では下記の物品を換金し、飢餓に苦しむ人々の自立応援のため、農業・医療などに使われます。
今週配布の「専用封筒」に下記のものを入れて郵便ポストに投函してください(切手不要)。配送では回収していません。ご注意ください。 昨年は3,105人の組合員さんから、約418万円(換金額)のご協力をいただきありがとうございました。

専用封筒で身近なもので支援ができます!
このようなものを送ってください
*年賀ハガキ、官製ハガキ(書き損じ・未使用)
*未使用切手(日本・中国のみ)
*使用済み切手(国は問わず。小袋等で未使用と使用済を分けていただけると助かります)
*商品券(地方限定・古い物・収入印紙も可)
*ブルーチップ・グリーンスタンプ(切手サイズ・商品券サイズ)
*未使用テレホンカード・プリペイドカード
 (使用途中も可。使用済みは集めていません)
*外国紙幣(コインは集めていません)
*中古音楽CD・映画DVD・ゲームソフト
 (非売品・シングルCD・雑誌の付録は不可)

投函期間 5月31日(水)まで

*お預かりした物品は、信頼のできる特定の金融機関、金券ショップなどにて換金し寄付しています
(写真、イラスト提供:ハンガー・フリー・ワールド)

組合員サービスセンター フリーダイヤル

携帯電話受付専用ダイヤル(有料)0570-050-117
PHS・IP電話専用(有料)072-856-7682
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月曜日~金曜日 9:00~22:00まで
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