組合員活動紹介

2017年03月27日

「核兵器を廃絶するために」~今私たちにできること~

2016年度 第8回 推進学習会

2017年2月16日 京橋事務所(本部) 参加95名(組合員活動委員)


パルコープでは、核兵器のない平和な社会をめざして、ピースリレーや署名活動などのとりくみをしています。
しかし、世界にはまだ15000発もの核兵器があり、核実験を繰り返している国もあります。
核に対する世界の考え方を学び、今わたしたちができることは何かを考える機会になればと、広島平和文化センターで常務理事をされている岩崎静二さんをお招きし、お話をお聞きしました。
「今の核兵器は、ヒロシマ・ナガサキの原爆の何十倍の威力があるといわれています。現存する核兵器は世界を何度も滅亡させる威力をもっています。また、核兵器は発射されて脅威になるだけではなく、保有しているだけで常に誤爆・事故、テロリストの脅威にさらされます。第三次世界大戦の引き金にもなりかねないのですが、核抑止論などにより、国レベルでは核軍縮は進みません。しかし、自治体や市民レベルで理性をもって話し合えば核兵器廃絶に向けてできることもあるはずです」と岩崎さん。
自治体や市民の力を結集させる平和首長会議のとりくみについてお話いただきました。
また、ヒロシマにおける平和のとりくみを『守り』『広め』『伝える』をキーワードにご紹介いただきました。
ヒロシマ・ナガサキの原爆投下日さえ知らない子どもが増える中、あらためて平和教育へ力を入れ、被爆の実相を伝えてこられています。
最後に「一人ひとりの強く熱い思いは必ずや核兵器のない平和な世界につながります。それを信じて平和のとりくみを進めることが大切だと思います。みなさんにもお子さん、お孫さんがいらっしゃると思います。その子たちに平和な世界を残すために、一人ひとりにできることをともに行動していきましょう」と締めくくられました。

〈参加者の感想〉
「核の保有に賛成している人々が被爆地にきて、事実をみつめ一発の核が永遠につづく悲しみをもたらすことに気づいてほしいと思います」
「今の世の中の流れは、平和がおびやかされようとしていると思うので、現状をしっかり見て、政治や社会情勢についても話していきたいと思いました」
「一人の思いや声が集まれば大きな力になれる。署名もピースリレーも大切なことですね」

活動紹介TOPに戻る

カテゴリー


年別バックナンバー