組合員活動紹介

2017年07月24日

戦争はアカン!核兵器もアカン!

2017年度 第1回 推進学習会

2017年6月16日 京橋事務所(本部) 参加109名(組合員活動委員)

 実際に紛争地で取材活動を続けておられる講師の話をとおして、世界中で起こっている戦争や紛争の現実を知ろうと、イラクの子どもを救う会代表でフリージャーナリストの西谷文和さんにお話をうかがいました。
 今年5月に南スーダンで現地を見てきた西谷さんは「日本政府は安全だと言って、国連PKO部隊に、5年間も自衛隊を派兵してきました。(中略)しかし日本政府は"戦闘ではなく衝突だ"とごまかして撤退させませんでした。そして『駆けつけ警護』という新任務を付与させてから"一定の区切りがついた"と撤退させました。私が先日見たのは工事途中の道路やナイル川を渡る橋など。すべて中途で投げ出していたのです。『区切り』などついていないし、現地の人々は引続く支援を必要としていました。これが事実です」と話されました。
 7年前に訪れたアフガニスタンでは、戦争で使われた劣化ウラン弾の残骸により人々が被爆し病気に侵されたり奇形児の赤ちゃんをたくさん見てきたといいます。ではその劣化ウランはどこから来るのか。原子力発電所で使うウランのしぼりカスで安くできる兵器なのです。「"戦争"と"原発"は日本では別々に報道されてきて、私たちは別のものだと思い込まされていたんです。実は、とても密接な関係なのに。メディアはスポンサー(電力会社)の機嫌を損ねないように、その事実を伝えない。日本国民は戦争と原発が繋がっていることを教えてもらっていないんです。私たちはダマされないように、メディアの情報を鵜呑みにせず、いろんな角度から物事をしっかりと見なければなりません」と話されました。メディアは報道しないけれど、平和のためにたくさんの人が行動している事実がある、勇気を持って行動しよう。戦争は祈っているだけでは終わらない、なぜ戦争が始まって拡大するのか事実を知り自分たちも考えることが大切です。忘れさせたい政府の情報に惑わされず、"忘れない・あきらめない・ダマされない"を合言葉に。

活動紹介TOPに戻る

カテゴリー


年別バックナンバー