掲載日:2009年01月19日
組合員10名、職員1名で奈良県五條市の美吉野農園に行ってきました!
美吉野農園さんを訪問したのは2008年11月11日。梅の収穫は6月に終わっていたため、生産者の和田さんが手作りされたビデオを見ながら「梅干の生産から加工まで」について、説明を聞きました。
何やら想像以上に手間隙掛かる仕事が多そうです。写真は消費者との交流のために建設された「農悠舎王隠堂」の2階です。
お日様がしっかり当たる作りでしょ。
この日は40℃、夏場は50℃になるそうです。
そんなところで作業されているのですね!
王隠堂さんの歴史ある自宅を古民家交流館にされました。
ここでは地元で取れたものを活かした山菜料理をいただくことが出来ます。
「わぁー、おいしそう!体にも優しそう!」
ここでは小さい子どもたちにも昔ながらの山菜料理を一緒に食べて欲しいという美吉野農園の想いがあります。だからカレーライスとかハンバーグランチなどはないのです。
古民家交流館には珍しい年代物の農機具が。
うしろに見えるのは柿の渋を使った「渋染めのスカーフ」です。
他の渋染めの手芸品もあります。
向かって右の方が大阪市天王寺出身の津田さん。
農業高校を卒業して美吉野農園で修業中です。
左の方が赤木さん、地元奈良出身、以前は電気工事なさっていたのですが農業へ転身一年目。もちろん修業中です。がんばってください。
こんな若い生産者がいるなんて、心強いですね。
おいしい柿作りのため、花が咲くと摘花し、受粉のためにレンタルの蜂を借り、一本の枝で一個の柿だけを育てる...
私たちおいしい柿を食べることができますがそんな手間隙、苦労があるのですね...(参加者の皆さん真剣)
そして柿の枝はとても弱いものだそうです。
一般的に「柿狩り」があまりないのはそういう訳だそうです。
カメ虫に食われているので一つ一つに並大抵でない袋掛け。
虫も然る者。食べるものがなくなると袋掛けしているものを食べてしまうそうです。
ですので、カメ虫くんが食べる分だけは袋掛けはせず置いておくそうです。
こんなふうに収穫します。
「切り口は鋭いままにしておくと他の果実を傷つけるので切り方に注意しています。」
最後にみなさんで集合写真。
「大好きな柿と梅干し」なのに知らないことがたくさんありました。
つぶれ梅干の企画があったので早速注文しました。
調味梅干しという表示されているものは梅干じゃないって知りました。
なんたって味が違いますもんね。