2019年09月30日

2018年度 パルコープ被災地支援職員研修報告①

<2018年11月1日(木)~11月4日(日)>

◆参加メンバー◆6名(敬称略・所属は研修時のもの)
奥中 陽一(都島支所)、奥作 育未(西成支所)、植田 和輝(北枚方支所)、勝又 龍一(南枚方支所)、山田 耕右(港支所)、岡嶋 拓真(枚方支所)

語り部・釘子さんのお話

語り部である釘子さんのご自宅を訪問して、当時の状況と防災についての対策や準備についてお話を伺いました。
当時震災でお亡くなりになった方は、ハザードマップで指定されていないエリアの方だったそうです。
それは過去の経験から津波がこないという間違った認識があったためです。
その為、自分の住んでいる街の過去をしらない事が原因だと釘子さんは指摘しています。
また、市町村が避難場所に市民体育館を指定していましたが、そこは地震の時の避難場所であって津波に対しての避難場所ではなかった。
そのため、避難してきた大人子供を含む100人以上の命が津波によって奪われることになりました。
そのことを教訓に、釘子さんは自分の住んでいる地域の避難場所と備蓄品についてを認知していて欲しいと語っておられました。

「カフェフードバーわいわい」大田さんのお話

高田大隅つどいの丘商店街にある仮設店舗「カフェフードバーわいわい」にて食事。
同じく被災された店舗は続々と閉店・撤退していく中、ここは2018年10月に仮設から本設になり、自らで続けていこうと決意されたそうです。
しかし、行政による様々な審査で多額の資金がかかってしまい苦しい状況と頭を抱えておられました。

現地視察&地元の方との交流

陸前高田の仮設市役所や防災センターを見学した後、陸前高田慰霊碑に行き黙祷をささげ、となりにある「陸前高田復興まちづくり情報館」へ。
被災前の街並みの資料、被災直後、復興の歩みなど時系列で展示されており、災害レベルの悲惨さと、自衛隊・各行政・ボランティアの行動の速さ、それに伴う復興の速さに関心させられました。
その後、地元のお母さん方が開いている手芸の会に参加して一緒に箸置き作りを体験。
お母さんたちの底抜けな明るさとパワーにこちらが元気をもらいました。

大槌町へ

陸前高田から北の大槌町へ移動する道中、 2019年9月20に開幕となるラグビーワールドカップ開催地としても知られる「釜石鵜住居復興スタジアム」を見学。
大槌町で完成したばかりの「おしゃっち」という町民交流プラザにて、当時の被災状況を克明に記録した映像を観させていただきました。

第8回「宮古復興応援生協まつり」に参加

宮古市にあるいわて生協さんの店舗「マリンコープDORA(ドラ)」で毎年行われる「宮古復興応援生協まつり」に参加し、大阪名物たこ焼きを販売しました。
今回で6年連続参加となりました。